新規感染者のピークは越えたようだが高止まりか

新型コロナウイルスの新規感染者は、2月5日に105,618人の10万人越えをピークに一見減少しているようにも見えるが、新規感染者のグラフが正規分布曲線を作ると考えれば、3月半ばには収束出来るだろうが、現在のグラフを見るかぎり簡単に収束へは向かわないと推測する。

 

年始から一気に感染者が増加してきているが、2月5日以降は一気に減少に向かっているような傾向は見られず、緩やかに下がるか、もしくは増減の繰り返しかもしれないグラフなので、しばらく観察が必要だろうが、すでに416万1507人が感染しているということは、直ちに収束したとしてもこれから400万人超の感染者が出てくることになる。

 

この状況では、3月末でも感染は収まらないだろうから4月へも尾を引くことになるが、問題は春休み、そしてゴールデンウイークがやって来てしまうことだ。

 

もしこの緩やかな減少で進むならば、春休みとゴールデンウィークで再燃しかねないということになり、そのあとは夏休みがやって来てしまうので、感染のエンドレス状態となるかもしれない。

 

海外のデータを見ると急速に減少している国がほとんどなのだが、ワクチン効果もあるだろうが感染者が多数出ているため全体として集団免疫を獲得してしまったからではないかとも思えるが、日本には当てはまらない。

 

したがって現段階で感染者グラフが正規分布曲線を辿るとは考えにくいと推測してしまうのだが、少なくともこれから400万人の感染者が出ることはほぼ間違いないだろうから、その中には絶対入らぬように徹底したいところだ。

 

ウイルスは常に変異しているので、感染しないためには、人に接近しないことだけである。

 

 

 

 

さて今週で北京オリンピックも終了するが、後に尾を引く問題にワリエワ選手のドーピング検査の陽性反応である。

 

ドーピング検査陽性でありながら、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は、16歳未満の要保護者である点を重視して出場を認めたと言っているが、その理屈はおかしい気がする。

 

そもそも薬物を使用して競技に参加すること自体、要保護する必要がある16歳未満の選手から、なぜ3種類もの薬物が出るのか、どんな理由であろうと競技の公平性から考えて誰も納得できないであろう。

 

そのために表彰式も無くなってしまうのだから、何のための世界に向けてのオリンピックなのか、後世に残る後味の悪いオリンピックと記憶されるのではないだろうか。

 

個人的にはオリンピックを観ている暇が無いので、私の記憶には残らないのですけどね。