オミクロン株感染は拡大するか

オミクロン株感染者は既に2例目が確認されてしまったが、南アフリカで確認されてから約2週間もフリーの状態であったので、国内に感染者はいると見たほうが自然である。

水際対策を行ってはいるが、100パーセント入国禁止しているわけではないから、抜け穴があるのでオミクロン株の国内侵入を防ぐのは完全には不可能である。

ならばどうすれば良い?

デルタ株侵入時の状況を振り返れば次のステップは予想が出来るが、昨年の検証を行ってこなかった政府は解決策を何も残していないので、再び同じ経路を辿る嫌な予感がするのである。

オミクロン株は、重症化しない噂もあるが感染力は大きいので一気に首都圏に拡大する想定もしておく必要がある。

新型コロナウイルスに関しては想定外と言う言葉は存在しないと思って今までどおり自粛生活に早めに切り替えたほうが安全かもしれない。

とにかく安全な方法は、他人との接触を遮断することである。マスク装着も有効ではあるが接触しないほうが100パーセント安全であることに間違いない。

これからクリスマスと年末にかけて世界的にも人の動きは多くなるはずだ。オミクロン株も世界を飛び回る可能性は大きいので、デルタ株同様に世界に拡散されることは間違いないが、今の日本ならば3密を徹底すれば感染は抑えられるはずだ。

ただ飲食店が解禁されていることから、海外からの入国者にはしばらく入店は遠慮してもらいたいところだ。ちょっとした心遣いで感染拡大にはならない環境を作る必要がある。

とにかく海外からの入国者には、しばらく他人との接触には気を配って欲しいものである。それが守られなければデルタ株の道のりを辿る運命が待っている。

今、市中感染を拡げてしまえば、年末年始に緊急事態宣言が出されるのは間違いないだろうから、入国者には徹底して接触予防に気を付けてもらいたい。

入国でオミクロン株を食い止めなければ、他に急速な感染拡大の予防策は何もない。もし突破されたならば、もう1年自粛生活が続くことになるだろう。

 
 
 
 
ここで視点を変えてオミクロン株の影響を考えてみたいが、すでに世界中に拡がっているのは明らかであり、海外との輸出入や原材料確保などにも支障が出ることは今まで以上に厳しくなるだろうから、経済が円滑に循環するとは到底思えない状況に陥る可能性がある。
 
海外ではデルタ株さえ収まらないところにオミクロン株が上乗せするかたちに感染が拡がるのだから、堪ったものではないはずだ。
特に再び航空業界が最初に被害を被るだろうが、世界の各企業の株価は一段と下落することが予想されてくると、世界的にもマイナス業績に落ち込むことが危惧されるので、日本だけの経済成長や好循環経済の構造が築けるのか怪しいところである。
 
オミクロン株の特徴に推測ではあるが、無症候感染者が多くいそうな感じがあるが、検査でスルーされる確率がデルタ株より大きくなればあっという間に全国に拡散されるのは時間しだいである。
検査でのスルーはタイミングで陰性にもなり得るので、確実に防げるわけではない。
 
結局のところデルタ株と同じように無症候感染者の可能性がある人は、自らしばらくは自粛生活を心がけるくらいの心配りをしてもらえれば、感染爆発など起きることは無いはずだ。
日本人なら出来るはずだが、果たして1か月後はどうなっているのだろうか。
 
 
 
12月に入り本格的な寒さがやってきますが、特にこれから1週間はアジア大陸は寒気にすっぽり覆われているので、真冬の寒さが続くことになると思われる。
ただ日本列島は高気圧に覆われているので、晴れの日は続くだろうが、寒いことに変わりはない。