カナダで28日気温47.9度の最高気温更新は、対岸の火事にあらず

今週は、アメリカ・カナダで猛暑が続く見込み。
28日にカナダのリットンで気温47.9度、観測史上最高気温を更新した。
平年よりも8度も高い気温になっている。
理由は、ジェット気流が強力な高気圧の周りを蛇行して流れているからだ。
常に熱い気流が流れ込み続ける結果、最高気温を更新したようだ。

さてこれは、地球の反対側のことだが、対岸の火事と侮ってはいけない。
なぜなら原因がジェット気流の蛇行にある。
ジェット気流の蛇行は、日本でも数か月前に起きている。
今では不思議なことでもないが、気象にはかなり影響がある。
この前の冬でも、ジェット気流が南から北へ吹いていたため、関東ではほとんど雪が無かった。
つまりこの時もジェット気流が蛇行していたのだ。
ただこの時は冬だった・・・。

今は日本も夏に向かってどんどん気温が上がる時期ですが、まだ梅雨前線が日本の南岸にあるため、北からの冷たい風が流れ込んでいるので、涼しく感じられています。
しかし梅雨前線が北へ押し上げられて、太平洋高気圧に覆われたとき、偶然このジェット気流の蛇行にぶつかる可能性もあるわけです。
地球上の大気は、地球の自転によって絶えず循環していますから、今のアメリカ・カナダの気象状態がやがて日本に移動してきます。
当然日本も夏ですから、今年も猛暑がやって来てもおかしくない気象状況になる可能性が大いにあります。
気温47.9度は、低温やけどでもしそうです。カナダの緯度は日本より北ですよね。

 

毎日新聞の拾い読みですが、ウイルスの変異のタイプを書き出してみました。
N501Y  英国 南アフリカ ブラジル
E484K  南アフリカ ブラジル
L452R  インド 米カリフォルニア
E484Q  インド
以上から読めることは、今主流の英国型は、N501Y変異のみですが、他のタイプは違う変異であることです。
これでは今のワクチンの効果があるのかないのか断定できないですよね。
でも折角製造したからには、打っておいたほうが何でも良さそうと言うしかないのですよ。
まぁ、感染したくなかったら、健康な方は無料だし打っておいたほうが損はないでしょうね。

さて、まん延防止等重点措置は今でも継続しなければならない状況のまま1日1日とオリンピック開催日が近づいてきます。
日々の新規感染者は、先週よりもかなり増加しておりますが、果たしてこのままで有観客観戦が出来るのでしょうか。
やれば出来る!でしょうが、3か月間もあるのだから、感染状況は刻々と変わるでしょう。
旨く感染者が減った時に開会式が行えたとしても、今の状況なら途中でどうなるか分かりません。
そろそろ先週の緊急事態宣言解除の影響が出てくる頃ではないかと懸念するのですが、どこまで感染増になったらどうするかくらい決めておけと言いたいですよ。
いつもそれから検討ですから、後手後手政府と言われないようにしないと、選挙は無残な結果になると肝に銘じることだ。
有観客観戦は、賭けしかない。

今年の夏は、先ほども書いたが、かなり暑くなりそうな気がする。
外国の人たちは、日本のくそ蒸し暑い夏を知らない。北海道も最近は猛暑になるので、選手たちもこんなはずじゃなかったと思うかもしれない。
日本選手には有利になるかもしれないが、それで金が増えても感動が湧くのかどうか。
今のところ、梅雨前線が日本の南岸に居座っているので気温は上がらないが、太平洋高気圧の勢力が大きいと思われるので、猛暑は覚悟しておくべきだ。
つまりオリンピック観戦は、コロナと猛暑のダブルパンチにぶち当たるかもしれません。
7月上旬は、梅雨前線が日本列島に南岸から北上して大雨を降らせますが、7月中旬になれば梅雨前線は日本海に移動するので、太平洋高気圧に覆われます。
新型ウイルスは、インド型が主流になっているかもしれないので、観客にしてもウイルスと猛暑との死闘になる恐れもあるかもしれません。

昨日からの沖縄での10時間以上も居座った線状降水帯から言えることは、南方の気温または海水温が高いから常に暖かい気流が流れ込み続けた結果である。
その状況が来週以降は、日本列島に移動してくるが、暖かい気流のエネルギーは今日の状況から推測して相当な威力があると思える。
そして梅雨前線が日本海へ北上したあと、太平洋高気圧が張り出してくるが、そのエネルギーはますます強くなると推測されるので、長い猛暑の夏となるのだろう。

まずは、今週から来週の梅雨前線の動きを注視することである。天気予報士でなくとも。

 

ところで、東京オリンピック今夏開催を決断した、と正式に表明していないのですが。